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2011年度 理事長所信

第61代 理事長 山 野井 秀樹

基本理念

子どもの頃、自転車に乗る練習をしたことを覚えていますか?
自転車に乗りたいという想いと、大きな不安と自分なら出来るはずというわずかな自信の中で、失敗を繰り返し、自転車を操るという感覚を身につけたのではないでしょうか。
最初は、補助輪を付けての練習。
次に、補助輪を外し、誰かに助けてもらいながらの練習。
ある瞬間から、誰の助けもなく自転車に乗れるようになる。
誰しも、そんなステップを踏んで、自転車に乗れるようになったのではないでしょうか。
自分なら出来るはずというわずかな自信から、失敗を繰り返しながら何回も挑戦し、自分で自転車を操れるようになると、自転車に乗れるという確かな自信へ変わったと思います。周りからの叱咤激励を受けながら、繰り返し練習することにより、最初に感じていた不安は消え去り、少しの自信が絶対の自信へと変わります。
我々の青年会議所運動も、最初は大きな不安と少しの自信から始まります。
私もこれまで青年会議所活動をしている中で、大きな不安や壁にぶつかってきました。
しかし、人と知り合い、ふれあう中で多くの方々から叱咤激励を受け、ここまで歩んできました。
その中で一番感じていることは、嫌なことを言われても逃げるのではなく飛びこんでいくことの大切さです。誰でも人から指摘をされると距離を置きたくなります。しかし、自分の弱点を指摘してくれる人がいてくれるから、人は成長し続けることが出来るのです。
逃げずに飛び込んでいくことで新たな気づきや学びを身に付けることが出来るのです。自分の行動に自信を持ち、人を支えること、自らも支えてもらうことで更なる成長に繋げることが出来るのです。
何度も失敗し、何度も挑戦してやっと自転車に乗れるようになったように、自らを信じて行動し、その繰り返しから確かな自信へ変えていくことが、自分の成長に重要なことだと思います。
昨年、広島青年会議所は、60周年という節目を迎えました。2011年度は、新たな未来を切り開いていく第一歩となります。
戦後間もなく、私たちの先輩方は焼け野原となった広島のまちの復興を願い、広島の明るい未来を夢に描き、その実現に向かって行動を起こしました。
それから今日まで、その時代時代の中で、広島青年会議所は、広島のまちの未来のことを考え、多くの活動や提言を行ってきました。
逆境の時代を再び迎え、こうしたこれまでの多くの先輩方の取り組みに学び、会員一人ひとり自らを信じて、広島青年会議所としてまちのために何が出来るかを考え、まず行動することが、今まさに求められています。
私たちは、これからも、まち、人、そして自分自身のために自信を持って率先して行動して行きましょう。考えるばかりではなく、行動しましょう。そこから確信が生まれ、熱い想いが生まれ、その情熱が人を突き動かすのです。
いちどきりの人生を後悔せずに歩くこと、それが自分にとっての幸せであるように、私たちはまちのことを考え活動していく使命があります。私たちがどうあり続けなければならないのか、どう成長するべきなのか共に考え行動していく必要があります。
私たちは仲間であり同志です。誰ひとりかけることなく最後まで共に力を合わせて未来への扉を開きましょう。誰かひとりが欠けても実現できません。広島青年会議所会員全員が自らを信じ、明るい豊かな社会の実現に向けて一丸となり行動していきましょう。

行動指針

~確固たる組織づくりに向けて行動しよう~

本年度は最重要課題として、現役会員が一丸となり会員拡大に取り組む必要があります。広島青年会議所では今後3年間で60名の現役会員の卒業が見込まれています。これは本年度の現役会員の約半分です。このままでは、広島青年会議所は今後数年で、100名を切る組織になる可能性があります。会員数が減ると、これまで広島青年会議所が継続してきた活動を維持するのが困難になることが予想されます。今以上の活動を行い、発信力を高めていくためには、会員数の増加は欠かすことができません。
このまちには私たちの同志として、共にまちづくりのために高い志を持って行動してくれる仲間がまだたくさん居ると信じています。会員拡大活動は、次世代に私たちの想いを伝えていくという目的があります。私たちはこれまでの活動を通じて、大きな自信とかけがえのない仲間を得て、青年会議所活動の良さを肌で感じてきたはずです。会員一人ひとりが感じている青年会議所活動の良さを伝え、ひとりでも多くの仲間を増やせるように、全員が志を高くし行動する時です。

~次の時代へ向けて行動しよう~

公益法人制度改革により、一昨年、私たち広島青年会議所は一般社団法人へ移行するとの大きな決断をしました。これまでの広島青年会議所の運動や活動の基盤は、修練・奉仕・友情の三信条で成り立ってきました。そして、これからもその三信条のいずれかに偏ることなく、運動や活動をしていくことが、私たち広島青年会議所にとって最も重要なことであると再確認し、公益事業のみならず、会員のための共益事業にも注力できる一般社団法人への移行を選択したのです。そして、昨年度は、広島青年会議所のこれからのあるべき姿を考え、定款・諸規程の全面的な見直しを行い、今年度は、いよいよ一般社団法人への移行を具体化していく必要があります。
これからも広島のまちのこと広島青年会議所の仲間のことを想い、自信をもって行動していくために、その行動の基盤となる一般社団法人への移行を完了させ、まずスタートを切ることが大切です。

~国際平和文化都市発展のために行動しよう~

これまで、私たち広島青年会議所は広島にとってなくてはならない事業へと発展した「ひろしまフラワーフェスティバル」や「広島国際平和マラソン」を立ち上げ、その他、「みて!みて!!平和のでっかい絵」・「国際平和サミット」・「市民芸術祭」等多くの平和を発信する事業を開催してきました。これからも私たち広島青年会議所が目指している「広島にいるだけで平和でやすらぎを感じられる国際平和文化都市ひろしま」の更なる発展のためには、今以上に広島平和記念公園を中心にまちの活性化を図ることが重要だと考えます。広島平和記念公園は私たち広島青年会議所のこれまでの活動により、まちの活性化のための新たなる活用方法の道が徐々に開かれ、現在では、いろいろな団体が活用できる機運が高まってきております。更にその機運を後押し、「国際平和文化都市ひろしま」の更なる発展に繋げていくためにも、私たち広島青年会議所は今一度、広島平和記念公園を中心に世界に対して平和を発信する意味を考え、行動することが必要です。

~未来の宝を輝かせるために行動しよう~

地域の宝である子ども達のために我々青年世代は何を残し、何を伝えることが出来るでしょう。近年、目を覆いたくなるようなニュースが飛び込んできます。これは、何が原因なのでしょうか。親や兄弟、もしかすると友達とのコミュニケーションの不足や話し方がわからないといったこともあるのではないでしょうか。また物が溢れ便利な世の中になった一方で、小学生でもストレスを感じると言われる世の中になり、子ども達にとって一番必要な情操教育の遅れも原因の一つではないかと感じます。
近年、人と人とのコミュニケーションが薄れ、逆にテレビや雑誌、インターネット等の情報メディアからの一方的な情報発信が増え、子ども達だけでなく、私たち大人もどうしたらいいのか正解が見いだせない時代です。そういった時代背景を考えると、子ども達を輝かせるためには、私たち大人世代も情操豊かな心を養っていくことが必要になっているのかもしれません。未来の宝を輝かせるためにも、子ども達と大人が一緒になって情操豊かな心を養っていくことが必要です。

~仲間と共に成長するために行動しよう~

青年会議所活動をする中であなたは何を学び、何を身に付けてきたでしょうか。困っている仲間がいたら「どうしたの」「大丈夫」と声をかけたり、自分のためや人のために、誰かが何かをしてくれた時に、「ありがとう」と素直に言葉にしているでしょうか。「人間は褒められて成長する」とよく言われます。しかし、これはただ形式的に褒めれば良いということではないと思います。自信がない人に自信を持ってもらうためには、小さなことでも気づいてあげる心を持って、「ありがとう」「凄いね」「頑張ったね」といった言葉をかけてあげることが重要です。反対に人は怒鳴られるだけでは畏縮してしまい、本当は出来ることも出来なくなることがあります。ここでもただ怒鳴るだけではなく、相手を想う心が重要なのです。リーダシップ、フォローシップを常に意識し、本当に人を活かすためには何をすべきかを考え、お互いが自信を得るために信頼関係を築いていくことが重要なのです。

~新たな歴史を作るために行動しよう~

私たち広島青年会議所は、日本青年会議所の立ち上げに大きく寄与し、その後、今日に至るまで日本青年会議所の中でも特に行動的な青年会議所として活動してきました。また60年の歴史の中で、過去3回、全国会員大会を主管して参りました。
そして前回、全国会員大会を広島で開催して以来、26年の歳月が経過し、今ではこの様な大規模大会の経験者が皆無となりました。全国会員大会の開催は、日本青年会議所が行う事業の中でも特に大きな事業であり、それを主管するLOMもかなりの努力を必要とします。しかし、一方で会員のモチベーションの高揚と地域社会における一段の地位向上等多くの価値があると思います。
今年、61年目という新たな一歩を踏み出すにあたり、会員すべてが明日への活力と連帯を深め、今後の広島青年会議所やまちの更なる発展へと繋げていくために、全国会員大会の開催に向けて、行動していこうではありませんか。

~結びに~

青年会議所活動を通じてまちから頼られ、人から慕われ、そして自らを信じられる豊かな心を育てませんか。
これからの確かな時代を築くために自らを信じ、仲間を信じ、今まさに率先して行動しなくてはならない時代(とき)です。 共に立ち上がりましょう。

過去から、何を学びましたか?
今、何か行動していますか?
これから、何が必要でしょうか?

全ての経験は、自分を大きく成長させ自信を持たせてくれます。
これまで携わってきたこと、自分が生きてきた人生全てに感謝し、まちのため、人のために何か恩返しをする時だと思いませんか?
会社・家族・仲間、多くの方の想いを託されて私たちは青年会議所活動をさせていただいているのです。
青年会議所活動を通じて、結果として大きく成長した自分の姿を見せるためにも、何事にも手を抜かずやり抜くことが確信に繋がる道だと思います。

自らを信じ、仲間を信じ、まず行動、そして確かな自信へ