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2014年度 理事長所信

第63代 理事長 佐々木 健一

基本理念

基本方針

・自ら進んで行動する市民あふれる広島を創造しよう
・他者を思いやり行動に移す事の出来る人財になろう

はじめに

 人にはそれぞれ想い描く理想があります。その理想はただ待っていても実現する事はありません。自らが率先して行動する事により、周囲の人を巻き込み実現へと近づける事が出来、自己の成長にもつながるのです。 また行動を起こすにしても、周囲への思いやりのこころをもたず利己的な振る舞いをしてしまうと、賛同は得にくくなります。理想を現実にするリーダーは、率先して行動し範を示すと同時に他者を思いやるこころをもって行動しています。
 広島青年会議所も、愛するまち広島を今よりもっと素晴らしいまちにしたいという想いで常に率先垂範の精神をもって先頭に立ち、広島のまちに新たな歴史を築いてきました。 また、思いやりのこころで他者の問題も我事のように考えて運動を展開し、市民の皆様から多くの信頼を得てきました。現在運動を展開している私たちも、責任世代として常に他者を思いやるこころをもち、率先垂範の精神で市民の皆様と共に新たな広島を創っていかなければなりません。

1.自らが進んで行動する市民あふれる広島を創造しよう

  私たちの愛するまち広島に住む人々が安心して暮らせる笑顔あふれるまちにしたい。その実現には、今を生きる私たちが家族の為、子孫の為に手と手を取り合い率先して行動し、範を示していく事が必要です。「自分さえよければいい」という利己的な考えでなく、地域の問題を我事のように考え自ら進んで行動する市民あふれる広島を創造しましょう。

(1)全国大会広島大会成功に向け、率先して行動しよう
 2011年、全国大会の開催を通して広島がもつ「つよさ」と「やさしさ」を全国に発信し「つよくやさしい国 日本」を実現する為、私たちは公益社団法人日本青年会議所主催の全国大会招致に名乗りをあげ、2016年の開催が決定しました。広島のまちのもつ「つよさ」、それは原子爆弾により焦土と化したまちを市民一人ひとりが立ち上がり、率先して郷土を愛し、家族を守るという誇り高き使命の下行動し、復興を成し遂げた想いです。その連綿と受け継がれてきた「つよさ」は、全国の同志に各地域をよりよくする為の勇気と情熱を伝えます。また、復興の際に思いやりをもって他者の事も我事のように考え行動した「やさしさ」は、思想や価値観の違いから起こる様々な衝突や紛争の解決の糸口になっていくのです。この国の為に、地域の為に、全国の同志の為に、そして私たちの成長の為にも全国大会の成功に向けて率先して学び、思いやりのこころをもって運動を展開しましょう。

(2)住民がお互い助け合える地域コミュニティを率先して再構築しよう
  広島市には現在118万人もの人が暮らしており、それぞれに地域コミュニティが存在しています。地域コミュニティには、個人や家庭だけでは解決出来ないような問題を解決する機能や、犯罪の発生防止などの治安向上の機能があります。しかし、現在価値観の多様化やプライバシー意識の高まりなどにより、住民が近所づきあいを忌避する傾向にあり、衰退に向かう地域コミュニティが増加しています。市民が安心して笑顔で暮らす為には、地域コミュニティを現代に合った形で再構築していかなければなりません。市民の皆様と手を取り合い、様々な問題を思いやりのこころをもって考え、住民同士が助け合う事の出来るコミュニティを率先して再構築していきましょう。

(3)市民の皆様と力を合わせ、率先してまちの賑わいを創出しよう
 広島青年会議所はフラワーフェスティバルをはじめ多くの事業を展開し、まちの賑わいを創出して参りました。その結果広島県内外から多くの人が集い、大変な活気を生む事が出来ました。多くの人が集まる空間には賑わいが生じ、人々も自然と笑顔であふれています。広島県内外の多くの人たちに広島に「ぜひ行ってみたい」「また来たい」と言ってもらえるような新たな賑わいのきっかけを創る事も、私たち青年に与えられた使命です。賑わい創出のきっかけとなる魅力は、広島にはまだまだ眠っています。そのような魅力を探し、活用する事は、まちづくりの原点と言えます。市民の皆様と力を合わせ、率先して広島のまちに新たな賑わいを創出しましょう。

(4)地域で活躍する青年を率先して発掘しよう
 広島には個人や企業、団体など様々な分野で、熱い情熱をもって活動している青年が多くいます。そのような共に未来を担う青年たちの情熱あふれる活動に光を当て、その活動を広く世間に伝えて更なる活躍を期待し市民全体で応援していく事も広島のまちを活性化する為に必要な事です。私たちもそれぞれの地域で活躍している青年を発掘していく過程で多くを学び、運動にも良い相乗効果が生まれます。地域で輝く青年を率先して発掘し、互いに範を示しあう事で共に切磋琢磨しましょう。

(5)広島のもつ平和の力を率先して発信しよう
 広島は常に平和を希求し、恒久的な世界平和の実現に向けて行動して参りました。平和の希求とは、戦争や核廃絶を訴えるだけではありません。広島青年会議所は市民が互いを思いやり、安心して暮らせる「やすらかにやわらぎ、おだやかで変わりのない」状態を創る事が必要と考え、様々な視点から平和に対する想いを発信する事業を展開して参りました。この連綿と続いてきた想いを受け継ぎ、国際平和文化都市広島の実現に向けこれからも率先して平和のメッセージを発信していく運動を展開しましょう。

(6)未来を担う子供の情操を育み、子供の自主性を育む場を率先して提供しよう
 子供は地域の宝です。子供たちが多くの困難を克服し達成感を得る経験をする事は、感謝のこころを育み、情操豊かに育っていく上で大変重要です。なかでも近年、広島青年会議所は子供の自主性を尊重しながら様々な職業体験を通して自ら育つ力を醸成する事業を展開して参りました。本年も多くの市民や関係諸団体と協力しながら、子供たちが自ら考え、行動し、体験する事で、共に育てて頂いている家族や地域に感謝のこころを育む事の出来る事業を展開し、率先して未来を担う子供たちと共に歩んで参りましょう。

2.他者を思いやり行動に移す事の出来る人財になろう

 自分の事さえよければそれでいいという利己的な考え方があります。そのような考えをもったリーダーの下には人は集まらず、想いを実現する事は困難です。地域や組織の問題を我事のように考え、常に周囲への思いやりのこころをもって実行に移す事の出来る人こそ多くの人のこころをとらえ、様々な問題を解決に導く事が出来るのです。他者の為に行動する事は最終的に自己の成長にもつながります。思いやりのこころを磨き、率先して行動し、他者に範を示す事の出来る人財となるべく、研鑽を積んでいきましょう。

(1)国の歴史を学び、様々な問題に対し率先して議論を行おう
 我が国の成り立ちや歴史を学ぶ事は、国家や民族の物語を学ぶ事であり、それは国家観(日本人としての誇り)を養う事につながります。その国家観をもつ事で、現在問題となっている様々な事柄にも想いをもって議論する事が出来るはずです。責任世代の私たちも率先して我が国の成り立ちや歴史を改めて学ぶ必要があります。その上で思いやりのこころをもち、様々な問題に向き合っていきましょう。

(2)仲間との連携の場を大切にし、思いやりのこころをもって率先して自己を高めよう
 広島青年会議所が掲げる目的の一つに、「会員同士の連携を図り、自己と組織のより一層の向上を目指す」とあります。その目的を達成する一つの場として、現役、特別会員の先輩方も含めた全会員が集まり互いが研鑽し合う例会があります。近年ではオープン例会として市民の皆様にもご参加頂き、好評を得ています。会員同士の連携を図り、想いを共有すると共に様々な講師をお招きしての講演や、自分たちの調査研究を発表する場として本年も率先して例会を活用していきましょう。
 そして、公益社団法人日本青年会議所との連携を図る場として、国内外の諸大会への参加があります。諸大会への参加は、日本青年会議所の運動発信を理解する場というだけでなく、広島を代表して出向してくれているメンバーへの支援にもなります。そして大会への参加者が一堂に会して懇親を図る場も大切な会員同士の連携の場です。本年も広島青年会議所メンバーが一体となって諸大会へ参加し、率先して結束を高めましょう。
 また、連携を図る場として会員だけでなく家族同士の交流と連携を図る機会も大切です。普段私たちの運動を支えてくれている家族に感謝し、家族同士も交流を図って頂く事でより一層青年会議所運動を理解して頂く事が出来ます。家族の支えにより私たちが青年会議所運動を出来る事への感謝を忘れず、家族への思いやりのこころをもち、率先して自己と組織のより一層の向上を目指しましょう。

(3)多くの仲間と出会い、率先して切磋琢磨しよう
 私たちの運動をより高める為には、私たちの想いを共有し共に運動を展開する仲間を募る必要があります。その為には、まず私たちが青年会議所の魅力を再認識しなければなりません。大いに青年会議所の魅力を語り、伝える事が出来れば広島に多く存在する志高い青年の共感を得る事が出来るでしょう。新たな仲間との出会いは新たな刺激になり、私たちの成長にもつながります。そして新たな仲間に範を示し、広島青年会議所の伝統を学び伝える事で、私たちも新たな気付きを得る事が出来るでしょう。今後の広島青年会議所の発展の為にも率先して新たな仲間を募り、共に切磋琢磨していきましょう。
 そして、新たな仲間と出会う場として出向があります。日本青年会議所、地区協議会、ブロック協議会には各地で運動している多くの仲間が集まります。私も出向を通して多くの仲間と出会い、様々な刺激を受け、成長の機会を得る事が出来ました。出向という機会を率先して活用し新たな仲間と出会う事で見識を広め、思いやりのこころをもって行動出来る人財となりましょう。

(4)広島青年会議所を効果的に発信し、率先して組織を創り上げよう
 広島青年会議所は常に広島の発展の為に運動を展開し、その運動を通してひとづくりを行っています。委員会運営もその一つです。それぞれのメンバーが所属する委員会には、様々な役職があり、メンバーひとりひとりがそれぞれの役割に徹し範を示す事で、多くの事に気づき自己を大きく成長させてくれます。常に相手を思いやるこころを意識し、率先して組織運営をしていきましょう。
 また、私たちの運動を広く発信していく事も大切です。発信なくして運動の発展はありません。多くの方の耳目に触れる事で、更なる協力者や仲間を募る事も可能です。各種コミュニケーションツールの活用や各種メディアと連携して市民の皆様に私たちの運動を効果的に発信していきましょう。また、現役会員及び特別会員の皆様とも文書発信などを通じて情報を共有して行きましょう。そして、諸会議におけるブース設営も大切な発信の場です。設営を行う事で、改めて広島の魅力を発掘する事が出来ます。広島青年会議所の魅力の発信はこれからも大変重要な戦略です。どうすれば相手に理解してもらえるかをしっかりと議論し、率先して新たな発信をしていきましょう。

おわりに

 戦争と原爆による爪跡が残る1950年、我がまちの復興の為には、商工業の活性化と連帯が不可欠であるとし、「広島青年商工協議会」が発足しました。翌年、日本青年会議所の設立に伴って広島青年会議所へと組織を変更し、私たちは自ら率先して行動し範を示す精神を受け継ぎながら今日まで幾多の運動を展開し、広島のまちづくり・ひとづくりの原動力として貢献してきました。これからも多くの先輩方が創ってこられた歴史に感謝し、その精神をしっかりと受け継いで後世にも誇れるまちを創っていきましょう。広島にも、日本にも先送りの出来ない問題が山積みされています。その問題は、常に青年世代の情熱とパワーによって解決されてきました。私たちは、これからも歩みを止める事なく率先垂範の精神をもち、全ての事を常に我事のように考える事の出来る人財へと成長していきましょう。