BELIEF

一般社団法人広島青年会議所のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
平素より当青年会議所に格別なるご支援とご協力賜り、厚く御礼申し上げます。
2026年度の広島青年会議所は、以下の理念、方針にて活動を展開して参ります。

基本理念

夢翔

基本方針

  • 1変化を恐れない精神性をもった組織づくり
  • 2人と人をつなぐ人間力づくり
  • 3柔軟な発想力に基づいたまちづくり

はじめに

みなさんは、広島のまちの未来に夢や希望を持てていますか?

 人それぞれ、思い描く広島の未来像は違っていても、私たちは広島を牽引するリーダーとして、まちの未来に大きな夢や希望を抱き、失敗を恐れずに挑戦し続ける責任があります。
 1945年の原爆投下からこれまで、広島のまちは驚異的なスピードで復興を遂げ、中国地方最大の経済都市へと発展し、G7広島サミットの開催を契機に、世界からも注目を集める存在となっています。この歩みを導いたのは、復興を信じ、夢や希望を持ち続けた先人たちに他なりません。
 一方で、広島のまちは若者の県外流出や地域格差など、未来に向けた課題も数多く抱えています。だからこそ私たちは、先人がそうであったように、夢や希望を胸に、広島のまちの課題に挑戦し続けなければなりません。
 そして、その挑戦の先に、広島が掲げる「国際平和文化都市」としての使命があります。広島は世界に平和の価値を発信し、新たな交流と協働を生み出す役割を担っており、私たちは世界中から知恵と人材を結集し、未来を切り拓く力を育む責任があります。
 夢や希望にあふれた広島のまち。住む人々が支え合い、助け合える広島のまち。まちづくり、ひとづくりにゴールはありません。諸先輩方が託してくれた広島を、次の世代へ。今以上に輝かせて託せるよう、私たちは運動を展開しなければなりません。
 そのために、夢に向かって高みを目指し翔けあがっていく精神が必要です。変化の激しい現代において、夢や希望を抱き挑戦し続けることは、未来を切り拓く力となり、若者の力を地域の活力につなげる唯一の方法です。今、この瞬間から「夢翔」を掲げ行動することが、広島の未来をより豊かにする鍵となります。

変化を恐れない精神性をもった組織づくり

○時代と共に進化する「伝統」

 「伝統」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。辞書には「歴史的に形成・蓄積され、世代を超えて受け継がれてきた精神的・文化的な遺産や習慣」と記されています。一見すると「伝統」は不変のもののように思いますが、守るべき核となる精神や理念を尊重しつつ、時代に合わせて進化させることこそ、伝統を未来に受け継ぐ本当の意味です。
 時代の価値観や社会の構造は変化します。その中で、ただ形だけを受け継ぐだけでは、伝統は途絶えてしまいます。「伝統」を未来へと受け継ぐためには、ものごとの「在り方」と真剣に向き合い、その根底にある真の価値を見極め、行動していくことが求められます。

○今と未来をつなぐ「誇り」の醸成

 伝統を未来につなぐためには、組織の一員として自らの役割を理解し、誇りを持って行動することが欠かせません。私たち広島青年会議所には、「明るい豊かな社会の実現」という大きなビジョンがあります。その達成には、一人ひとりが与えられた役割を全うすることが不可欠です。
 会員は入会年数や役職の有無にかかわらず、年月を重ねるにつれ責任や期待が自然と高まります。その期待に応え、役割を果たすことが、個々の成長につながるだけでなく、組織全体を未来へと繋ぎ、さらなる飛躍を生み出します。私たちの誇りと責任感こそが、広島青年会議所の根幹であり、未来を切り拓く力となるのです。

人と人をつなぐ人間力づくり

○夢や希望の実現に向けて行動で伝える

 夢や希望を実現する道のりは長く、時に困難なものかもしれません。しかし、真に目指す姿を実現するためには、言葉にするだけでは不十分です。10年後、20年後、このまちがどうあるべきかを一人ひとりが真剣に考え、その思いを行動に移すことで、多くの人々から共感と信頼を得ることができます。
 私たちは、広島のまちと人の未来のために運動を展開しています。掲げる「明るい豊かな社会の実現」という理念は、行動を通じて初めて価値を持つものです。だからこそ、市民から一目置かれる存在であるために、誇りと責任を持ち、挑戦し続ける姿勢を示し続けなければなりません。
 そして、その姿は市民の心を揺さぶり、共感は波紋のように広がり、また次の共感を呼び起こし、次の挑戦へと広がっていきます。私たちの一歩一歩が、地域に活力を与えるとともに、市民の思いや行動へと伝播し、次世代へと受け継がれる未来を形づくるのです。

○語りあいの先にある真の人間性を大切に

 青年会議所には、人と人をつなぐ多彩な場や機会があります。しかし、どれだけ環境が整っても、それだけでは相手の本当の人間性に触れることはできません。
 大切なのは、表面的な出会いではなく、目標に向かって行動する中で“濃い時間を積み重ねること”です。苦楽を共にし、より多くの時間を積み重ねた仲間とは、心と心が通い合い、深い絆で結ばれる。私はそう強く信じています。
 私たちに求められているのは、「こなす」だけで得られる表面的なつながりではありません。会員同士の関わりはもちろんのこと、地域社会や広島市民とも、どれだけ深く関われるか。そこに真の価値があります。
 だからこそ、私たちは、相手の立場に立ち、多様な価値観を尊重し合える柔軟さを備えた“広島のリーダー”とならなければなりません。人と人をただ「結ぶ」ことにとどまらず、ともに歩み、感じ合い、想いが伝わる“本当のつながり”を育むことこそ、広島のまちを力強く牽引するリーダーに必要なことです。

柔軟な発想力に基づいたまちづくり

○語り継ぐ平和から、未来を切り開く平和へ

 広島に原爆が投下されてから80年。私たちは「ヒロシマの心」を胸に、世界に向けてこの惨禍の記憶とともに平和の願いを伝え続けてきました。この精神は、広島だけでなく世界中の人々への思いやりと、平和への希求を象徴しています。
 しかしながら、今もなお世界各地では紛争や戦禍に苦しむ人々は多く存在し、希望を奪われ続けています。そんな人たちに、少しでも夢や希望を届けたい。私はその願いを強く抱いています。
 広島は、世界で最初に核の惨禍を受けながらも奇跡的に復興を遂げた都市です。だからこそ私たちは、平和な未来を誰よりも切望し、その実現に向けて先頭に立つ責任があります。
 被爆80年という節目を迎えた今、被爆100年に向け、次の20年を形づくる第一歩を踏み出す大切な一年にしませんか。今こそ広島から世界を巻き込む運動を共に展開し、未来の平和な世界を築き上げましょう。

○未来を彩る祭典へ新たな価値の創造

 広島の平和の象徴として1977年に始まったフラワーフェスティバルは、今年で49回目を迎えます。「花と緑と音楽で平和を」をテーマに、平和への願いを共有し、世界へ発信してきました。
 3日間で広島県の人口の3分の2に相当する来場者を集めるこの祭典は、まさに“平和の祭典”として市民に愛され続けています。そして2027年には、節目となる第50回を迎えます。
 50回の祭典を輝かせ、さらに持続可能で広島にとっても唯一無二の存在であり続けるためには、今まで以上に広島のまちや人が主体的に関わりを持つことが必要です。初期から企画・運営に携わってきた私たちが責任を持ち、市民の夢を今まで以上に詰め込んだ新たな価値を創造し、夢や希望に溢れた祭典へと昇華していきましょう。

○食を通じた新たな魅力の創造

 2032年、新たな観光資源として生まれ変わる「広島市中央卸売市場」。私たちは改めて広島の食文化に、誇りを持つことができているのでしょうか。
 広島は、山間地から沿岸、島しょ部に至るまで、多彩な産地と豊かな自然風土に恵まれた「食の宝庫」です。地元の新鮮な食材が都市近郊で揃うこの環境は、まさに誇るべき地域資源と言えます。一方で、広島県の食料自給率はわずか22%と、国内外から多くの食材が流入するなかで、広島市民が日常的に「地元の食材」に触れ、誇りを感じる機会が減少しています。
 地元食材への誇りと愛着が薄れてしまうと、本来の魅力は埋もれてしまいます。だからこそ、広島市民が地元の食材を誇りに感じることができれば、その思いは地域の食文化を守り育て、広島全体の魅力として輝きを放つのです。

○スポーツを通じた夢へのチャレンジ

 広島は全国に誇る「スポーツ大国」です。多くのプロスポーツチームや実業団チームが活躍し、市民は憧れの選手やチームを身近に感じることができます。その存在は、まさに生きた教材です。
 スポーツは、夢や憧れを通じて、挑戦心や自信、他者を尊重する心、そして未来志向といった、人を成長させる多くの要素を育みます。老若男女を問わず、純粋に夢を追い、本気で努力する姿は、感動と共感を呼び、人から人へと広がっていきます。
 広島のまちが、一人でも多くの人が本気で夢を追いかけられる場所となり、一人ひとりの夢を応援するまちへと成長していくこと。それこそが、広島の未来を大きく前進させる原動力となるのです。

最後に

 日本の幕末の土佐藩士 坂本龍馬は「人として生まれたからには、太平洋のようにでっかい夢を持つべきだ」と語りました。藩ごとに分立した日本を「国」としてまとめることを願い、大政奉還を実現した彼は、時代を先取りする先見性を持ち、薩摩と長州を結びつけるという大業を成し遂げました。
 龍馬の力は、既存の枠にとらわれない柔軟な発想力、変化を恐れず道を切り開く挑戦の精神、そして人と人を信頼で結ぶ力にありました。これはまさに、私たち青年経済人が今、最も大切にすべき力です。
 私たちの運動は必ず広島の未来につながります。課題から逃げずに真正面から向き合い、一石を投じ続けましょう。私たちがやらねば誰がやるのでしょうか。私たちが挑戦し続けることにこそ意味があります。

広島のまちの未来に大きな夢を抱き

その無限の可能性を信じて

共に翔け上がりましょう