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2022.08.09インタビュー
【Pick up⑥ 特別会員 松田一宏先輩 インタビュー】
それではさっそく、松田一宏先輩の仕事について教えてください。
株式会社広島東洋カープのオーナー代行として、プロ野球球団の経営を行っています。普段は観客動員数の確認や、グッズや座席の企画の立案などを社員と共に行っています。
球団経営を行っていく中でやりがいを感じることはありますか。
広島市民の皆様から変わらず応援していただけるよう、広島市民の皆様にとって変わることのない存在であり続けないといけないと思っています。一方で、変えていかなければならないことは変えていく必要があると考えています。そこにとてもやりがいを感じています。
松田一宏先輩はグッズ販売に力を注がれており、毎年2月のグッズ発売は限定グッズ等話題になっているかと思います。普段どのようなことを考えながらグッズ商品の開発等を考えていらっしゃいますか。
とにかく多くの雑誌に目を通し、ひらめいたものを検討し制作しています。見て楽しんでもらうことを大切にしながら、試合の印象的な場面をすぐグッズに変えるスピード感も求めて取り組んでいます。
2022年度はSUPボードを発売されましたが…
社員がサーフボードを提案してくれました。提案を聞いて、私は広島青年会議所に所属していた際に元安川で実施したSUPを用いた事業を思い出しました。そこからSUPボードをつくることを考えました。制作にあたっては、広島青年会議所の繋がりでSUPの商品開発を行っている企業を紹介していただき、商品化することができました。
松田一宏先輩にとって、広島青年会議所とはどんな存在で活動を通じて得たものは何でしょうか。
広島青年会議所は、新しく何かを起こすきっかけづくりをする団体だと考えています。ニーズがあるところに事業を実施するのではなく、広島のまちに新たな起点をつくるために事業をする団体が広島青年会議所だと思います。ただ、広島青年会議所は過去の実績も多くあるため、型にはまらず、時代に合わせる柔軟さも必要だと思います。
得られたことは、仲間との出会いです。こういった活動を真剣に取り組む中で苦楽を共にするので自然と仲良くなるような仕組みができているのではないでしょうか。同期は当然ながら、委員会の三役である、委員長、副委員長、幹事の役を担っているときは多くの時間を過ごすので、とても仲良くなったと思います。
在籍中の一番の思い出は何でしょうか。
2017年にまちネットワーク確立委員会の委員長を務めたときのことです。広島東洋カープの2月沖縄キャンプに私が仕事で出張している最中、委員会メンバーが沖縄に集まってくれました。もちろん、事業構築をするために集まってくれたと思っていたのですが、委員会メンバーはダイビングや観光などみんな遊びに行って何も決まらなかったことが今となってはいい思い出です。
2017年まちネットワーク確立委員会の委員長として、“つながれ ひろがれ まちネットワーク”を行い、“広島JCゆるキャラ総選挙”やキャラクターパレードを行われました。改めてその事業の目的を教えてください。
当時、まちネットワーク確立委員会は広報を担当する委員会でした。ある日、正副会から「ただ広報をしてもつまらない。JCだから事業を通じてまちづくりにつなげなさい」と言われました。幅広い層に青年会議所を知ってもらいファンになってもらうだけでなく、行政などの様々な団体を横繋ぎしていくことに取り組みました。
JCの広報ってなに?という疑問を突き詰め、そもそもJCはどれだけの人に知ってもらえているのかを考えました。とにかく多くの人にJCを知ってもらうためのきっかけをつくろうと、“ゆるキャラ”に着目し事業を構築しました。調べてみるとゆるキャラをつくっている団体が県内に多くあったので、結果的に様々な団体を結びつけることができました。
140万人を超える多くの方に参加いただいた要因はなんでしょうか。また、参加者や関わった団体の皆さんからの評価が様々あった中でどのようなことが一番の要因だと思いますか。
参加いただいた38の企業・団体が自らの“ゆるキャラ”の投票数を伸ばすために広報をしてくれたおかげで、多くの方に広島青年会議所を知ってもらうことができました。事業を構築するうえで、広島青年会議所のHPを利用し投票を行った結果、HPのアクセス数がかなり伸びで、広島青年会議所を知ってもらうきっかけとなりました。
広島青年会議所の広報活動で期待すること、また広島青年会議所の広報活動の在り方についてご教授ください。
本当に難しい課題だと思います。そもそも広報する必要があるのかもわからないです。広島青年会議所として何を発信したいのかによって手法もターゲットも変わってくると思います。
また、広島青年会議所の一番の広報は事業であり、事業の参加者と関わりを持つことでJCを知ってもらうことにもなると思います。さらに、広島青年会議所の会員は会社経営者等が多く、現役の会員、特別会員(卒業された方)を合わせたら1000人を超える方が関わっています。会員の会社の方は広島青年会議所のことを知ることができるのも広報の一つと考えると、広島青年会議所認知度は高いのかなと思います。