これまでの活動ACTIVITY
過去の事業紹介(2022年度)
- 新年互礼会
- オープン例会
- 仮入会員オリエンテーション
- カーボンニュートラルRPG
~主人公はキミだ!~
- 育成!まちクリエイター!
~みんなが住みたい未来のまちを考えよう~
- 小さな運動・大きな健康
~あなたが健康増進プロモーター!~
- Colorful Heart Festival
- ひろしま まちトーク2022
- 2022年度家族会
~SMILE FESTA~
理事長所信
基本理念
共鳴
基本方針
1.「やり方」よりも「在り方」にこだわろう
はじめに
自分以外の誰かに本気で喜んでもらいたい、幸せになって欲しい。
損得でもなく、理屈でもなく、心が動く瞬間。皆さんはこんな想いを行動に移したこと、そして受け取ったことはありませんか。
物事を前に進めたい時、新しいことを始めたい時、何かを変えたい時 。 そんな時は自分なりのゴールイメージが明確にあり、その状態を創りたいという想いを原動力に行動を起こします。そして、「そんな未来、いいね! 」と共感し、賛同してくれる仲間が同じ目的を共有することで、その人自身の行動も変わっていきます。このように周囲の人たちの行動を変化させ、大きな力を生み出す「共鳴」した状態を呼び起こすことができるのが私たちの強みではないでしょうか。この要素はJCだから大切なのではなく、新しい生活様式の中で人との つながり方、関わり合い方が今まで以上に大切になっていく世の中において、私たち一人ひとりが青年経済人として周りの誰よりも先駆けて行動を起こす存在であるために必要なことだと考えています。JCのためのJCはしない、地域と私たちの未来のためにJCを最大限活用しましょう 。
自分の想いを起点にし、「共鳴」を創り出す素地を学ぶことができるJCの機会を活用するためにも、ネガティブな言葉をポジティブに置き換えることを大切にしていきましょう。考え方、捉え方だけではどうにもならないことも当然 あります。しかし、それ以上に解決できることも山ほどあります。行動を起こした方がいいと分かっていながらも、一歩が踏み出せず 、ためらっ たことはないでしょうか。 そして気が付けば言い訳で理論武装してしまう経験が私にもあります。「時間がない」 、「お金がない」 、「経験がない」 、「才能がない」。この状況は待っていても改善され ません。 行動が伴ってこそ、自分の未来を切り拓くことができます。“ない のであれば、今までと違うことをやってみる。 言い訳は考え方ひとつで、ポジティブにブに行動を起こす行動を起こす動機動機に変わります。私たちが起点となって、広島のまちには広島青年会議所あり、という存在感を行動で示していきましょう。
組織づくり
私たちは修練、奉仕、友情というJC三信条を基軸に日々活動を行っています。先輩たちか ら受け継がれてきた精神性を土台として、多様な人材を擁しながら規律をもった組織運営 を成し遂げてきました。しかし、コロナ禍でのJC活動を経験したことで、過去の成功体験 や固定概念に捉われていては組織としての発展が望めないことを改めて痛感しました。決 して活動の制限が解けたからといって、今まで通りに全て戻せば良いというわけではあり ません。私たちが青年経済人として成長していく機会を創出し、人と人とのつながりを大切 にできる新しい広島青年会議所の在り方を創り出していく絶好のチャンスであると捉えま しょう。70年を超す歴史を有し、多くのメンバーが所属する組織を変えていくことは容易 ではありませんが、私たちが行動を起こすしかありません。変えるべきこと、変えないでお くべきこと、新たに始めること、やめること。まずは変化を起こすことを大切に、小さなこ とをコツコツ積み重ねていきましょう。私たちは入会のキッカケや目的が人それぞれであ るものの、地域社会や経済において誰よりも先駆けて行動を起こすことができる存在にな るために、広島青年会議所に身を置いています。そして、自分以外の誰かのために一生懸命 になることができる、という心と姿勢を共有しています。このアイデンティティを軸に自分 たちの成長に対して貪欲に学び続け、活動し、運動を起こし続けていけば、広島青年会議所 の地域でのプレゼンスも上がり、ともに切磋琢磨し合う地域の仲間も増えてくると信じて います。私たちが組織として大切にしている規律は決して表面上のものだけではないはず です。外見での同一性ではなく、内面の同一性によって「共鳴」し合う組織を構築していき ましょう。
ひとづくり
これまでは企業や社会において人間に求められる能力は、困りごとを解決する手法を提案することでした。 しかし 、ビッグ データの活用とAIの進化により、すでにある困りごとへの解決策は自動的に弾き出される時代となっています。コロナ禍によってデジタル化、省人化が加速度的に進み、物理的な距離も関係なくなり、人間が介在する価値を大きく見直す必要が生じています。世間の潮流を読み取り、これから 生じるであろう新たな課題を設定し、その課題自体を提案することに存在価値が生まれてくるのではないでしょうか。 そのために、迫りくる未来を見据えた市民や社会の“不”の感情を読み取り、先駆けてアクションを起こしていく。機械には認識できない感情 や前提条件に想いを馳せ、自分以外の誰かのために自分がどうしても成し遂げたいこととしてシンクロさせる。 本質は変わらなくても、行動の起こし方、答えの導き出し方、つながり方のアプローチ方法は変えていく必要があります。私たちが地域の中で誰よりも 先駆けて行動を起こすことが できる人材であるために、 周囲を巻き込みながら活動し、運動を広めていくことができる という広島青年会議所でこそ培える能力や資質を最大限高めていきましょう。 そして、地域の未来を支える広島市民が、機械やロボットと共存しながら、人間の介在価値を発揮し存在感を示すことができる人材へと成長していくことも必要不可欠です。 人生100年時代と言われる社会において企業での雇用システムの在り方も 、定年に対する 概念も 変わっていくべきであるという考えもでてきています。 元気に働き続けるためにも、 第2の人生 を謳歌するためにも、資本となる 心と身体があって初めて 成り立ちます。将来 いくつになっても 自由に進む道を選択 し挑戦し続けられる よう 、早い段階から心と身体の土台を構築していく ことが重要です。 将来を見据えて自分の在り方をイメージできている人材が、未来に向けた挑戦の一歩を踏み出すことができます。 広島市民 といえば、元気で活力に満ち、機械には 生み出せない 、感情に寄りそうことができる人材となり 、一人ひとりの市民が自分らしく活躍することで「共鳴」を起こす未来につなげていきましょう。
まちづくり
「広島」と「Hiroshima」。この検索結果を見比べたことはあるでしょうか。日本 国内と世界から見た広島には大きなギャップが生じています。広島が世界初の被爆都市と して、他の都市がどれだけ投資しても得られないほど世界から関心を寄せられていること は事実です。しかし、私たち広島市民は国際平和文化都市としてのまちの在り方について、 どれだけ自分ごととして捉えられているでしょうか。被爆後に焼け野原と化し、75年は草 木も生えぬと言われたこの地において、現在の姿が世界平和の希望の光となる可能性を秘 めていることを広島市民が実感し表現していく必要があるのではないでしょうか。被爆の 実相を伝えることも当然大切ですが、私たちは広島市民が平和を身近に感じ、参画してもら えるようなまちづくりを行っていきましょう。世界情勢においては2050年カーボンニ ュートラルの実現に向けて大きく舵が切られました。この指針によって産業構造や経済社 会の変革は余儀なくされ、広島の主要産業である自動車産業などにも大きな影響を与える ことは間違いありません。それならばカーボンニュートラル実現後の広島のまちはどのよ うになっているのか、どんな新たな可能性と課題が生まれるのか、広島市民とともに考える 必要があるのではないでしょうか。遠い未来の他人事ではなく、広島がさらに発展していく ための自分たちの可能性として捉えて、オリジナリティ溢れるまちの未来を創っていく必 要があります。私たち広島青年会議所の活動や運動は、決して万人ウケするコンテンツであ る必要はありません。多くの人に浅くしか届かないのであれば、少数に深く刺さるコンテン ツにこだわっていきましょう。最初は限られた少数派の支持が、深く刺されば刺さるほど、 価値は自ずと磨かれ、広島の新たな在り方として伝播していきます。目線は広く世界を捉え て、行動は足元の広島に根付かせる。広島にしか生み出せない価値を纏わせ、人が人を呼び 込み「共鳴」を起こすまちづくりを行っていきましょう。
最後に
「こんなことをしてもまちは変わらない。なんのためにJC を一生懸命やっているの?」 何度もこんな言葉を耳にしてき ました。たしかに私たちの投げかけていくことが、正解かど うかはわかりません。だからこそ正解だと言い切れる準備をして、思い描く在り方に一歩で も近づくように周囲に行動で示していきましょう。それが周囲の人たちの心に届き、身体が 勝手に反応する「共鳴」した状態となり、大きなエネルギーを生み出していきます。何より も、そこから得られるものは結果だけではありません。出会いと成長。誰かのために一生懸 命になった経験から得られるものは大きい。だから努力は裏切らない。だから仕事だけでは 得られないことがある。
失敗してもいい。挫折だってするかもしれない。そんな時は冷静になって周りを見渡してみ よう。弱みをさらけ出せる仲間がそこにいる。私たちは誰だって完璧ではない。周囲の支え を得ながら小さな成功体験を積み重ね、乗り越えていこう。私たちはどう在りたいのか、ど んな組織で在りたいのか、どんなまちで在りたいのか。見せ方でもやり方でもない、在り方 にこだわろう。そこに成長する機会が詰まっている。自分を信じて、仲間を信じて。自分の 想いが起点となり呼び起こす「共鳴」の先にある未来を自分たちの手で創っていきましょう。 心を起点に、変化を巻き起こそう!
2022年貸借対照表(PDF)